【松阪市】”宣長さんからの年賀状が届く”で話題に!「本居宣長記念館」ってどんなところ??
「本居宣長宛てに年賀状を送ると、宣長さんから返事が届く」というプロジェクトが話題になっています。
本居宣長(もとおりのりなが)は、江戸時代の国学者であり、医師でもある人。その時代まで注目されてこなかった「古事記」の研究と翻訳をこつこつと行い、一大プロジェクトを成し遂げたという、尊敬すべき偉人です。
そんな本居宣長に触れることのできる施設、松阪市殿町の「本居宣長記念館」とはどんな場所なのでしょうか?実際に訪れてみました。
松坂城跡にある「本居宣長記念館」です。徒歩では御城番屋敷から続く松坂城の裏門跡の方からも行けますが、こちらのスロープを使えば、途中まで車で行くことができます。
2017年にリニューアルされた館内は、開放感ある雰囲気です。
入館料は大人400円(税込)でした。子どもと一緒に行きましたが、小学校3年生までは無料で入館できるため、子どもの分は無料でした。
ロビーにはユニークなテーブルが。宣長さんのエピソードにクイズ形式で触れられるような工夫がされています。
ひとつ見てみましょう。”Q 宣長が一番好きな花は?” ①梅 ②桃 ③桜…どれでしょう?
正解は③の桜です。日本の繊細な文化をこよなく愛し、和歌を詠むことを愛した宣長。日本古来の花、桜を愛した宣長は、嬉しいときや悲しいときに人の心が揺れ動く、その感情を「もののあはれ」とあらわしたことも良く知られています。
2階には階段で上がれますが、エレベーターも設置されているので、階段がつらいかたも安心ですね。
冬の企画展『宣長と春庭』は、開催中~2023年3月5日(日)までです。
本居宣長記念館では公式Instagramで情報を発信中!興味のある方はぜひフォローしましょう。
2023年1月21日(土)と2月18日(土)に開催される展示説明会は、2階の講座室で開催。自然光が差し込む講座室では、四季を感じながらゆったりとした気分で本居宣長についての見聞を広めることができそう。
帰り際には、隣接する庭園を散策。12月はじめにデジタルライトアップで話題になった「桜松閣」もこの敷地内にあります。
そして殿町の町並みを一望できる、庭園からの眺めに、心が晴れやかになりました。ここにこんな魅力的な施設があると知らない方も多いのでは?地元のかたも、旅のお客様も。宣長さんの良き人柄につつまれたような気持になれる「本居宣長記念館」を、ぜひ一度訪れてみてください。
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